NIRQuest Series Optical Bench Options

SMA 905コネクタ
精密なSMA905コネクタは分光器の入射スリットに合わされ、ファイバの同心性を確保します。カスタムコネクタおよび工賃を含むアップグレード費用をお支払いいただければ、オーシャンインサイトは標準のSMA905コネクタからお選びいただいた異なるコネクタに取り替えられます。同社はまた、SMA-STアダプタやSMA-FCアダプタのような異なる端子を持つ光ファイバを繋ぐためのコネクタアダプタもご提供しています。カスタムコネクタおよびアダプタの詳細については弊社にお問い合わせ下さい。

固定入射スリット
NIRQuestユーザ仕様選択型分光器でご利用いただける別のオプションは入射口径サイズです。入射スリットは長方形(高さ1mm、幅10μmから200μmまでの各種)の開口で、入射スリット幅により分光器に入る光量が左右されます。ただし、スリット幅が狭いと光学分解能が向上する事にご注意下さい(選択したスリットが光学分解能にどのような影響を及ぼすかについて、詳細はこちらをご覧下さい)。スリットは永久的です；交換する唯一の方法は、オーシャンインサイト社に送り返す事だけです。スリットは取り付けない事も出来ます。その場合は分光器に接続したファイバコア径で分光器入射口径が決まります。

グレーティング & 波長範囲の選択
NIRQuestシリーズのグレーティング選択チャートはこちらをご覧下さい。

Detectors
NIRQuestシリーズ用にオーシャンインサイトは4種類のInGaAsリニアアレイディテクタ -- 512素子アレイ2種類と256素子アレイ2種類 -- をご用意しています。NIRQuest光学ベンチで用いられる浜松ホトニクス製のディテクタは、CMOSトランジスタからなるチャージアンプアレイに接続される各ピクセルによるInGaAsフォトダイオードリニアアレイです。これらディテクタは近赤外において高い感度と安定性を持っています。すべてのディテクタは、オンボードの熱電気冷却を含んでいます。サーミスタはアレイの温度をモニタし、熱電気装置はアレイを環境下で35℃に冷却し、±0.1℃以内で安定した温度をキープします。さらに、ソフトウェア経由でディテクタの温度を設定およびモニタする事ができます。