反射型の内部構造

VFA-IRの内部構造は、主にATR(Attenuated Total Reflection)プレート、赤外パルス光源(Source)と可変フィルタ付きアレイ焦電素子(パイロ素子)で構成されています。光源から発光された赤外光はシリンダーレンズで集光され、ATRプレート内を伝わって行き、再びシリンダーレンズを経由して64素子のリニア焦電素子で受光されます。受光される赤外光は、リニア焦電素子の表面の可変フィルタにより各波長に分光されます。
測定原理は、ATRサンプルプレートにサンプルを載せた時に、サンプルがATRプレート内を通る赤外線を吸収します。サンプルを載せていない状態をリファレンスにして、サンプルを載せた時の反射の減衰(吸光)より反射率を測定します。
透過型の内部構造
VFA-IRの透過型の内部構造は、赤外パルス光源(Source)と可変フィルタ付き焦電素子(パイロ素子)で構成されています。細長い空間に設置されたパルス光源から発光された赤外光は、測定サンプルを通過して64素子のリニア焦電素子で受光されます。受光される赤外光は、リニア焦電素子の表面の可変フィルタにより各波長に分光されます。液体の測定には専用のキュベットまたはシールフローセル、フィルム等の測定には専用のカードホルダが必要になります。
シールフローセル |
カードホルダ |
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和文PDFカタログはこちらをご覧下さい。
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